今さらナウシカの漫画版①
はい!どうも!どうもね!カカセオのおじちゃんです。
俺さ、結構まえから、そう、もうかれこれ15年くらい前から温めてる映像作品の構想があってね。いいことが一つも起こらない内容のやつなんだけどね、それをね、実写でやろうとするとキャストもスタッフも必要で小道具も撮影機材もロケーションも衣装も時間も金も、、、色々と必要で、まぁ無理だなぁって諦めてたんだよね。
でもね、最近思いついたことに、いやまてよと、何も実写じゃなくても良いじゃなかさ、アニメでも作ったらどうだろうかと。
今はけっこう便利なツールも色々あるだろうし、液タブかipadでも結構上等な絵は描けるだろうし、どうだろう。。って思ったわけだよね。
まぁでも、莫大に時間は必要だろうね。
そんなこと考えながら、それはそうと、ナウシカの漫画版読まなきゃって思ってたんだよね。
で、読んだんだよね。
まぁあらかた内容とかは把握してあったんだけど、ちゃんと全巻読んだことなかったんだよね。
カカセオの親父がナウシカ大好きでね。子供のころに家に3巻くらいまであった気がしててね。当時はそこまでしか出てなかったんだと思うんだけど、それくらいまでしか読んだことなかったんだよね。
でね。読んだらこりゃあ、あなた。。。こりゃあすげえわな。
冒頭に書いた、作ろうと思ってた構想って、ナウシカとは全く似てないし全然違う話なんだけど、もう作る気が無くなってしまったね。(いや、もちろんカカセオごときの構想と比べてるわけではないけどw)
これだけの大作(全7巻)のボックスセットが、なんと新品で3千円で買えるんだね。
これね。
やべえ漫画ですわ。こりゃ。
カカセオはジブリ世代だからジブリ観て育ったんだけど、ジブリはやっぱナウシカが全ての根源だなっておもったね。
あと、最近エヴァのこと調べてたけど、庵野監督がジブリでナウシカの仕事してた時に、巨神兵の作画とかを担当してたらしく、つうか、エヴァってこんなにナウシカオマージュ半端なかったんだ・・・って思ったね。
だって、巨神兵なんて完全に人のつくりし神で、飛ぶときの輪っかとか光の羽とか一緒だし、クシャナ殿下もアスカだし、大海嘯なんてサードインパクトだし、墓所の肉でできた石板なんてゼーレのモノリスで、役割も一緒だし、クロトワは加地リョウジだし、浮砲台とかヴンダーだし、一コマだけ、腐海文書っていうワードも出てくるし(あ、もちろんナウシカが先ねw)、、、
もっというと、他の庵野作品でいったら神聖皇帝の兄とか完全にビジュアルもガーゴイルだし、やっぱ凄い勢いで影響受けてるんだろうなぁと思ったね。
そうそう、カカセオは押井守も大好きなんだけど、押井守監督は宮崎駿とか庵野秀明を結構バッシングっていうか批判っていうかしてるよね。全然関係ないけど。
ナウシカと全っ然関係ないんだけど、この動画
が物凄い面白くて、こんだけの長尺なのに、二周くらい見てしまった。
つうか、世界の押井がこんな言われようって💦
つうか、ドワンゴの川上さんって、ジブリにいって駿監督と鈴木プロに物凄い剣幕で怒られてたよね。。。
これって、時系列的には、どっちが先なんだろう。。。
ニコ生で鈴木さんと物凄いマブみたいな感じだけど、この関係性で、川上さんがプレゼンした時には鈴木さん背中から撃ってくるみたいな。。。w
これがどんな趣旨で行われた席なのかわ分からないけど、駿監督も表現として観たときの憤りをそのまま正直に言ってるのだと思うけど、川上さんもこりゃあマジで焦っただろうな。。。あ、終わったな。。って思ったんだろうな。。
誰もフォローしてくれない空気ってのがきつそうw。
っていいつつ、ナウシカ考書きたかったのに、全然関係ない内容になってしまった。
次回は必ず!!
では、マタニティ!
プロキシマ・ケンタウリから人工電波受信?!
わんばんこ!カカセオさんだぞ!
カカセオさんは、カカセオっていうだけあって、宇宙が超好きなんですよ!
宇宙が超好きです!
で、なにやらね、プロキシマ・ケンタウリから自然現象では発生しない種類の電波が発せられてて、それをキャッチしたよっつぅんすよ!!
ちょうど最近ね、もうね、そろそろバクテリアとか微生物レベルで良いから地球外の生命の痕跡見つかってくれよと、、もうね、自分が生きてるうちにそれだけは知りたい!って思ってて、でもどうせ分からないんだろうなー、、、っていって陰に入っちゃってたところもあるんだよね。。。
そこへきてこのニュースよ!
これは激アツですわな。
ケンタウリ星っていったらお隣さんですからね。お隣の恒星ですよ。
4光年しか離れてないし、記事によると方向もドップラー効果による距離測定もしてるっていうんで、いやこれ確度高いんじゃないの?!って思ってしまうところありますよね。年甲斐もなく、
いや、もちろんケンタウリは恒星ですからね、生物なんているわけないじゃんって思うでしょ?
いや、ちがうんすよ、プロキシマ・ケンタウリはケンタウルス座アルファ星のaとbに継ぐ赤色矮星で、まぁ確かに赤色矮星だから恒星には変わりないんだけど、なんとプロキシマbっていう惑星を持ってましてね、その惑星は地球と同じ岩石型惑星で、しかも、しかもですよ?ハビタブルゾーンにあるっていうんですよ!!
はい。そういう話です。
しかも主星は赤色矮星ですから結構前からあったんじゃね?ってことはその惑星も生命誕生に必要な時間あったんじゃね???
ってなりますわな。
ブレイクスルー・スターショットっていう、プロキシマb行って天体表面の写真撮って、それを地球に送るっていうプロジェクトがあるんだけど、
もうこれ、ほんとやってほしい。
なんか実現しなさそうだけど、最速でうまくいけば30年後くらいに写真データ受信できるって感じですわな。
どうします???
ビル群とか写ってたら・・・
あと、エウロパの地表の下とかも怪しいよね。
そっちなら近いし、マジではやく探査機送ってほしい。
全人類から30円ずつ集めたらいけるでしょ?そんくらい全然払うよ俺。
まぁでもあれですな。
もしもですよ、電波を発生させるような活動をしてるってことは、間違いなく知的生命体であるわけで、もしも技術水準がこちらよりも高い場合は地球なんてガンガン侵略される可能性あるよな。
向こうからしたら過酷な環境だろうから移住とか入植とかは無いにしても、資源とか労働力とか狙ってくる可能性はあると思うだよね。
映画の世界みたいだけど、けっこうそこ警戒しといたほうが良いとは思う。。。
ってなわけで、では、マタニティ。
シン・エヴァンゲリオン公開間近っぽいっすね2
おばんどす。カカセオさんだぞ。
いやぁ、最近色々とエヴァの解説とか調べてたらどハマりしてしまって、新劇3つをまたアマプラで見た挙句、ネトフリで旧劇も観てしまったカカセオです。
このままではTVシリーズにも行き兼ねないので、ちょっと我ながら困っているところですね。時間マジで浪費してしまうので・・・。
色々と観て思ったのが、やっぱ新劇の破とQの間の出来事ってのは破の最後の予告がダイジェストしてて、更にその間に起こったってされてるサードインパクトは旧劇のまごころの内容とほぼ同じような感じだったと思った。
人類がLCLに還元するってのと、インフィニティになってリリスを目指して大挙するってところの違いとかはあるけど。
で、当時はさっぱりイミフだった旧劇のまごころだけど、やっぱアレはレベル違いの大作だと思うんだよねー。
アレはもうほんとに凄い作品で、今回の新劇の既存3つよりも衝撃的だったな。
ATフィールドについて解説してる動画で、
ってのがあって、これのシリーズがかなりタメになるんだけど、この回の解説でまごころの流れと絡めて説明してくれているのがあって、まごころをハートでは理解しているけど言語化できてない。って人には、かなり優れた解説になると思う。ので、貼っておく。
いやぁ、当時もシンジ君あまりにネクラすぎるだろうって思ってたけど、デストルドー多めの欠けた自我で初号機に搭乗させる必要があったので、あれはあれで必要な流れだったんだなとか、色々と納得してしまった。
TVシリーズの25話までの流れでバシバシにシンジ君をガチ凹みさせまくるっていう展開もAir・まごころを君にに繋げて、補完計画の依り代にするつもりでのことだった筈なので、そう考えるとマジですげぇな庵野監督。ってなる。
で、やっぱあれですよ、まごころを君にはおっさんになってまた観ると凄くまた違った感じになるよな。オリラジの中田敦彦も、おっさんになってまた観ると、今度はゲンドウ視点になってるって言ってたけど、そういうのもあるよなぁ。
Air・まごころ、改めて観たけど、何気に当時よりもちゃんと理解できて嬉しかったので、ちょっと書いてみようと思う。。。
まずはアレですよね、セントラルドグマでゲンドウがアダムが癒着している右手をレイの体にズブズブ入れてって、自分主体のインパクトを起こそうとしてるとこから始まるよね。
これって、アダムと一体化した自分と、リリスの魂を持ったレイと融合した上でリリスの肉体と融合することで、両方の実を持った神に等しい存在になってリリス+ゲンドウ主体の補完を行うことでユイと二人で人類を作り直して神になるっていうやべえ計画を実行しようとしてる描写だったんだよね。
でも、この後、結局はレイに拒まれてしまう。
ここでレイはちゃっかりとゲンドウの右手を取り込んだまま去るので、この時点でレイの体の中にはリリスの魂とアダムの肉体があることになる。その上でリリス肉に「ただいま」「おかえり」ってなるので、さんざん苦労して回避してきたアダム肉とリリスの接触が成ってしまうことになる。
で、補完計画は量産型にくわえられている二号機の残骸を目撃してシンジが絶叫するところから始まるけど、もう早速あれでデストルドーMaxになってるよね。
それに呼応する形で、第15使徒がアスカを精神汚染したときに大気圏外の使徒殲滅のために零号機がブン投げて月に刺さってたオリジナルのロンギヌスの槍が初号機の喉元に飛んでくる。。
これはそもそもロンギヌスの槍はデストルドーの塊でアンチATフィールドの性質を持った槍なので、この挙動は初号機パイロットの自我崩壊に同調したって感じになる。
この時に冬月先生は、「いかん、ロンギヌスの槍か…」って言ってるから、ゼーレ主体のサードになっちゃう、ヤバし!って思ってるってことだと思う。
それにしても、冬月先生はゲンドウVerのサード起こっても冬月先生には何のメリットも無いように思うけど、なんでこの人ゲンドウに協力してるんだろう。ってのが謎。
ユイが自分の意志で初号機に溶け込んだことを知ってるけど、そのことをゲンドウに伝えないでゲンドウが苦しむのを楽しんでるフシもあるだけに、冬月の行動原理が一番謎だよな。。
でもあれか、、、死海文書の記述からどのみち人類はサードインパクトが不可避っての知ってて、さらに萌えなユイが初号機に入る目的(人類の生きた証ね)も知ってて、自分も形而上生物学の学者だし、こんな面白い計画なら身を捧げて顛末を見届けたい。って一心なのかも。カカセオも似たようなところあるので、それはそれで理解できる。
まぁ、とにかく、そんな感じで、
量産型の持ってたコピーのロンギ槍で初号機に手のひらにスティグマが刻まれて、準備が着々と進んでいくと。。
と、ここでゼーレ結社の社訓が入って、初号機を中心とした量産型の配置と共鳴によってセフィロトの樹が上空に描かれる。(でも実はこれはセフィロトの樹ではなくて、それを逆さまにした邪悪の樹になっている。これはゼーレの出自がイブに林檎をそそのかした蛇に由来していることがきてるんだけど、ここでは割愛。)
ここで量産型たちの編隊から生じた作用で、戦自のS2兵器が臨界に達して爆発する。
「作戦は失敗だったな…」(これ、たぶん南極で起こったセカンドと同じ現象。)
この大爆発で箱根地下に埋まってた黒き月(リリスの箱舟)が丸裸に。
この爆発の規模がだいぶエグくて、神奈川、東京、埼玉あたりは壊滅なので残念ながらカカセオはみんなと一緒にLCLになる前に爆死している感じですな。このビッグウェーブに乗れないで残念。。。
そしてついにレイはリリスと融合。
そっこうで巨大化して、日向マコトさんが分析パターン青!って言ってすぐに、いや、人、人間です!という流れ。(そりゃ人類の元のリリスだからね。)
綾波リリスの手が指令室の床をすり抜けて伊吹マヤの肉体と同化してから通過する。
この時はすでにアンチATフィールドの発生で自我境界の弱体化がやんわり進んでいるってのもあって、伊吹マヤは一瞬自分の体が離散して何か得体のしれないモノと融合して、またすぐに体表面の感覚が戻ってくるのを知覚する。伊吹マヤはもともと潔癖症ってのもあって、パニックを起こす。(潔癖ゆえに自我境界も強いなか、女性の魂は皮膚に宿るって言葉もあるくらいだから、感覚的にはレイプされたような心境なのだろう。)
シンジはミサトさんの形見の十字架を握り、「ちくしょう、ちくしょう」(なにが?w)そして巨大化した綾波リリスと対面からの絶叫。
この時のシンジは、一言でいうと恐怖なのだが、目の前の情景はシンジが深層心理の中で望んでたものでもある。大好きな綾波レイが巨大化してる状況ね。
そういう自覚のない自分の中の願望と対面したときの恐怖もあって、ますますデストルドーが巨大化していく。
このタイミングで量産型が綾波リリスと共鳴を始めて同化しはじめる。
ゼーレの社訓がまた入る。「初号機パイロットの欠けた自我を以って、人々を真の姿に」ここ実は結構重要。(上記のゆっくり解説のリンクね。)
このタイミングで形而下されたデストルドーがカヲル君として現れる。
超恐怖からの安堵の抱擁を受けたことで、自我境界が完全に崩壊してATフィールドどんどん弱まっていく。とどめに、アンチATフィールドの塊であるロンギが初号機のコアと融合する。
この時点で初号機もろとも強力なアンチATフィールド源となっている。
ユイ:なにを願うの?
ここから場面はシンジの深層心理に遷移していく。
ここは冒頭の解説動画のリンクかなりよく説明してくれているけど、他人と自分の境界について、リビドーとデストルドーについての説明パートになっている。
これに合わせて ” 群体として行き詰った人類 ” の説明にもなっている。
からの、アスカ首しめ・・・
からのぉ~、更に名曲「甘き死よ、来たれ」がインサート!
この時点でのシンジは、自分も含めた他人(人類)の消滅を願う。
場面はまたジオフロント内の指令室。
なんとジオフロントを内包した黒き月はどんどん上昇して大気圏外に・・・
青葉シゲル:物質化されます!
物質化されたアンチATフィールドは白い雲のようになって急速に地球大気中に拡大する。その中心には物質化したアンチATフィールドとなった超巨大な綾波リリスが起き上がり、黒き月を慈しむように両手を添えている。
青葉シゲル:アンチATフィールド、臨界点を突破!
日向マコト:ダメです!このままでは固体生命の形が維持できません!
冬月コウゾウ:ガフの扉が開く…
もうここらへんは、カカセオはドーパミンが出まくりで凄いやばいw。
ここらへんが一番好きかも。
ここらへんからの展開が結構難解になってるからちゃんと整理してやってかないとならない。
依り代である初号機パイロットのデストルドーから由来するアンチATフィールドの作用で、まずは黒き月(ジオフロント)内の補完が進行する。
ネルフ職員がバンバンLCLに還元されていくわけで、個々の魂が黒き月周辺に赤い光として浮遊する。
ガフの扉は、この時は綾波リリスの両掌に出現した小陰唇のようなやつね。
ガフの扉ってのは、ガフの部屋に通じる入口で、ガフの部屋ってのはリリンの魂をたくさん貯蔵してあるところね。
ここでゼーレ、最後の社訓。
キール議長:始まりと終わりは同じところにある。良い全てはこれで良い。
みんなの肉体がLCLに還元されて魂がガフの扉に向かう中、ゲンドウだけは初号機にかじられて終わるってのも凄く良い。あと、この時をひたすら待ち続けていた。ってのも、計画通りに神になれなかったけどユイに再開できたことで満足しているところが結構泣けるところでもある。
ここらへんが、ナディアのガーゴイルと違うところだね。
(エヴァはナディアをもう一度やりたいよねってのが出発点だったらしい。)
そんなこんなしてる中、冒頭でレイと同化済の量産機たちが自らのコアにコピーのロンギを刺しこんで行く。
何度も書くように、ロンギは強力なアンチATフィールドの性質を持っていて、さらに量産機たちは綾波リリスと共鳴して地球に影響している状態ね。ここ重要ね。
で、一瞬だけ ” ぽちゃん ” ってカットが入るんだけど、これは量産型の血が大地に一滴落ちたって表現だね。
これは磔になったジーザスの血が大地に落ちることで人類の贖罪が成就するというものらしく、この ” ぽちょん ” を契機に、地表を瞬く間に補完が拡がる。
それで全世界の全人類が歓声のような悲鳴のような音と一緒にLCL化して、その魂の赤い無数の粒々は、黒き月に吸い上げられてガフの扉に吸い込まれていく。
これは生命の源であるリリスの箱舟に還り、そしてガフの部屋に集まっていく様を描いた場面だ。
そんな中、綾波リリスの額に現れた、これまた小陰唇な入口に初号機がズブズブと入っていく。
ここでまたシンジの内面世界に入っていく。
一回目の自我境界の崩壊では、孤独を認識して人々の消滅を願望したが、
ここでは絶望的な拒絶から入る。
ここからの映像が凄い。
なんと実写を採用しているのだ。
なんか第三新東京市みたいなビル群とかを映しつつ、なんと観劇中の観客を映して現実の外側に世界を作るオタクとかを風刺するよう表現を交えつつ、現実と夢と虚構の関係性についての説明が入る。
これはシンジが大人になるための経過を表している。(と思う。)
他人とわかりあえるというのは祈りのようなもので、検証することもできない思い込みでしかないが、それでも、ここでは他人の存在をシンジは望んだ。
ここはTVシリーズの結末で語られたものを再現している形になる。
他人を認識することで、自我を維持することができ、他者の存在こそが自らの確立に欠かせないものであるという、至極当たり前の前提と共に、もう一度会いたいと思う気持ちこそが自分の中にある確固たる想いであることに辿り着いた結論だった。
この結論への帰着がサードインパクトの顛末を変えることになる。
この意志を受け取った綾波リリスは首の側面が破けて出血し、その地は月の引力に捕まって月を一周して月面に注がれる。
(ちなみに、この血痕が新劇の月面にも出てくる。)
初号機は綾波リリスから脱し、口からロンギを吐き出す。これを契機に量産機に刺さったコピーロンギも散開し、役目を終えた量産機たちも地上に落下していく。
黒き月に格子状の亀裂が生じ、大地に魂成分を注ぎ始める。
ついに破裂して魂が大地に還っていく。
個々が望めばまた人の形を取り戻せる状態になった。
でも多分ガフ部屋に還元された魂は次の生まれ変わりを待つことになるので、大部分の人類は復元できないと思う。黒き月から放出された一部の魂だけが復元の可能性を持って大地に還ったのだと思われる。
LCLの海の中でシンジはユイと決別し、初号機ユイは地球重力を逸脱して宇宙を彷徨う。(これがユイの願いだった。)
多分ユイの意志でプラグ射出か何かが行われてシンジと初号機は分離されてシンジは地表に戻された感じ。
隣にいるアスカはどんな顛末でそこに居るのかは想像するしかない。
・・・からの、問題のラストシーン「気持ち悪い」を迎えて終劇。
この気持ち悪いも、解釈は色々あるけど、カカセオとしては一言で言うと、他者との関わりの顛末をこの短い尺に収めたっていうことだと理解している。
分かったつもりになって書いてみたが、やっぱり結構ナゾな部分は残るよなぁ。
アスカがなんであそこに居たのかとか、っていうかシンジが最後に他者の存在を望まなかった場合はどういう感じになってたのかとか、それはあれかなぁ、新劇のQのように、人類はインフィニティになって進化完了ってことになるのか、まぁ結局のところ、色々とナゾだよな。。。
うーん、なかなかエヴァ考察から抜け出せない。
ってところで、、、
では、マタニティ。
シン・エヴァンゲリオン公開間近っぽいっすね
おこんばんは!カカセオのおじさんです^^。
なんかあれですねー。シン・エヴァの公開がディレイしまくってますねー。
カカセオはエヴァファンですが、Qからだいぶ時間も経ってるし、とっくに熱も冷めてたのでそこまで気にしてなかったんですよねー。でも連日スマホで勝手にピックアップされる記事に、延期延期って載ってきて、逆に気になってしまった。
っていう寸法です。
カカセオはその昔TV放映されてた頃は15才くらいでしたね。ちょうどマルドゥック機関に登録されててもおかしくないような年頃だったんだけど、リアルタイムでは観てなかったんだよね。
確か初めてエヴァのTVシリーズを観たのは、二十歳くらいだったろうか、友人からVHSに録画されたテープを借りて一気観したのが最初だったと思う。
いやー、ハマったね。
カバラとかガチで調べちゃったもん。
その録画されたテープってのが、TVの深夜一挙放送されたのが1996年くらいにあったらしいんだけど、その放送を録画したものだったらしく、もう間に入るCMを今でも覚えてるくらいに観たなぁ。(なんかハウス食品のムサカとかいうラザニアみたいなレトルト食品のCMとか)
で、エヴァっておもろいけど、ぶっちゃけ意味わかんないじゃない?
でも分かりたいから色々解説とか観たのよね。
今は昔と違って情報が豊富だからホントに助かる。
それで色々観てたらオリラジの中田敦彦がやってるyoutube大学での解説が目に入ったのね。
これね。
あっちゃんのエヴァ愛と大興奮の解説が面白くて、久々に序・破・Qをアマプラで観てしまった。あっちゃんの解説動画は2時間*2個で合計4時間もある動画に仕上がってたけど、特に前半の①のあっちゃんの興奮っぷりと身振り手振りの再現が面白すぎるのと、いちいちわかりみが強くて笑いまくってしまった。
中田先生の解説は深堀ってよりもタイムラインに沿ってダイジェストを語るって感じだったので、そんな新しい見解とかは得られなかったけど、それでも「おおー…」ってなったのが、
1、S-DATのディスプレイに隠された意味があった
2、3.0+1.0の意味するところ
ってのがあった。
S-DATのところで、破でマリ・イラストリアスがパラシュート降下してきてシンジに激突したときに、24曲目のループ再生だったのが、25曲目に進むようになったってのがあるらしい。
つまり、マリの登場により因果律が崩れて、新しい分岐に進むって意味が隠されてたってのと、Qで壊れたS-DATをカヲルが直してくれて、それを再生したときに26(27だっけ?)に進むって意味が表現されてるってのが、おおお!ってなった。
あと、タイトルに付随している3.0+1.0ってのは、Qの続きと、新しい何かの始まりって意味になるってのも、おおお!ってなった。
タイトル末尾の反復記号のところは、ループものってことでついてるだけでしょって思ってたけど、ちゃんと記号の通り、今回はもう二周目だから、この「+1.0」って部分はまったく新しい何かの始まりになるだろう。っていう見解。ここに「おおー」ってなった。
それにしても優れた解説だったなぁ。
Qの解説を難解にしてる要素の一番大きいところに、カヲルの13番目への降格ってところと、各使徒のカウント方法なんだけど、そこのところの解説が、すごい整理されてた。かなり調べたんだと思う。すげえ。
カカセオも色々と解説動画観たんだけど、一番わかりやすいって言っても良いくらいだと思った。
まぁでも、解説の補助なしに観ても全然わからないアニメだよなぁ。
説明がマジでなんもないもんねー。
まず、●●インパクトってのが数回あったと。
2回目 ⇒ 南極での実験
3回目 ⇒ 2パターン
・パターン1 ⇒ シンジ君が思春期の少年から大人に変わる(まごころVer)
・パターン2 ⇒ シンジ君が綾波を助ける(破Ver)
4回目 ⇒ 槍でやり直そうとした
(4回目は未然)
ってのがあって、
あ、その前に聖書に基づいたあれで、
人間 ⇒ 知恵の実を食べた(リリス)
使徒 ⇒ 生命の実を食べた(アダム)
で、知恵の実を食べた代表のゼーレってのがイルミナティとかみたいに世界を裏から操っていて、人類に文明を小出しにもたらしつつ、巨万の財力を使ってネルフを設立したっていうのがあって、
そのゼーレは群体として不完全な人類を完全な単一の生命体にして進化させようって目的があった。
っていうのが先にくる前提か。
あ、でもあれですね。
ゼーレってのが世界を寡占する秘密結社で人類を単一にっていう目的ってのがまんま陰謀論で言うところのワンワールドっていうか、NWOに通じるのが面白いね。
まぁとにかくそれがあって、あと太古の地球に衝突した天体の中にアダムとかリリスとかがいて、それで生命圏である地球を奪い合うってのが、パンスペルミア説を支持するカカセオとしては面白い。
とにかく、1回目のインパクトってのは45憶年の地球南極にぶつかった天体衝突で、その中にアダムっていう生命体がいて、それの子孫が使徒で、アダムは生命の実を食べたから単一で完全な生命で、永遠に生きられる。っていう設定。その天体は「白き月」って言われてるやつ。(本物の月もこの時にできた)
で、人類の祖先であるリリスってのは、それよりも後に箱根に衝突した天体(黒き月)の中にいた生命体で、知恵の実を食べた存在。
で、このリリスの子孫が人類。
地球を継承するのは本当だったら先に来たアダムのほう。
っていう設定。
アダムは生命の実を食べたから、45億年前の灼熱の地球でも生きながらえたってことだろう。
で、上記の前提があって、ゼーレは裏死海文書っていう予言書(リリスとの契約書)を元に人類補完計画を進めてて、そのためにネルフとかエヴァシリーズとかを作ったよ。
って話だったらしいね。
と、そういうのが一切説明されないで、ロボット大戦ものだったり学園ものだったり美少女ものだったり、内省的な精神世界ものだったりを混ぜ込ぜにしながら作られたアニメだもんだから、まぁほんとに難解なものになった。
ってことですね。これは。
あ、で2回目のインパクトってのは、そのゼーレが南極のアダムを復元しようとして起こったってことね。
なんのために復元しようとしたかっていうと、なんでだっけ?
いやぁまた調べないとだなー。
色々調べてからシン・エヴァンゲリオン観ようと思って書いてみました。
今回が完結になる可能性高いし、知識完璧にしてから観たいっすねー。
では、マタニティ。
愛と哀しみのボレロ(作品解説1)
トウシンドーイ、サンテーマーン…♪ はいさい!どうも!カカセオさんです。
…ってことで、始まりますよー^^「愛と哀しみのボレロ」解説です。
では、さっそく上映開始…
冒頭、オーケストラのチューニング音を背景に、ウィラ・ギャザーの格言が提示される。(ウィラ・ギャザーって誰だよw)
”人生には2つか3つの物語しかない
しかしそれは何度も繰り返される
その度ごとに初めての時のような残酷さで”
このチューニング音は時代的にA=442じゃなくて多分440Hzだなw
ウィラ・ギャザーはアメリカの女流作家らしい。
何やら円形の舞台でボレロを舞うジョルジュ・ドン…
ナレーションがインサートする。
ここに登場する男女の身の上は 劇的なのも ひどく平凡なのもある
それを演じるのは━
と、続いて
ロベール・オッセン、ニコール・ガルシア、ジェラルディン・チャップリン…
実際の役者の名前を列挙している。。
実在人物である劇中の男女すべてにこの映画を捧げます
<モスクワ>
舞台は1936年のモスクワに。
ボリショイ劇場のプリマドンナの選考で、この二人のバレリーナの中から選ばれる。
きました!!リタ・ポエルボールド扮するタチアナたん登場!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡
やべー、まじで、ホントかわいい。。
険しいまなざしで見守る選考委員の一員、ジョルジュ・ドン扮するボリス・イトヴィチ。
選考で負けてしまうタチアナ。。。TへT
でも見た感じ、素人の目から見てもタチアナのほうが全然上手いのは役者のリタ・ポエルボールド自身のレベルの高さから、演技の上でも下手にやるのが難しかったってことだと思われる。。
すぐにタチアナを慰めに行くボリス。ぶっちゃけ下心しか感じないw。
そして家まで送るボリス。やっぱ下心しか感じないw。
で、そっこうで結婚w(まじで5秒後くらい)
<パリ>
舞台は1937年のパリに切り替わる。ここはキャバレークラブ「フォリー・ベルジェール」ゴージャスな編成のオーケストレーションにトップレスの踊り子のモブが多数、フロントのメインダンサーがダイナミックに踊り廻る♪
とにかく華やか。
ニコール・ガルシア扮するバイオリン奏者のアンヌも楽しそう♪
フォリーの常任指揮者。山場を迎え、指揮にも熱がこもる。
同じくパリのどこかの酒場ではフォリーベルジェールで10年間ダンサーを務めてきたジーナとジネットがダンスを披露し、それを讃える舞台が催されている。
この二人は、もう存在自体がオシャレ。
それを盛り上げているのは、ロベール・オッセン扮するピアニストのシモン・メイヤー。役名からバリバリにユダヤ人色を出している。
となりの盲目のアコーディオン奏者も覚えておいてね。
場面は再びフォリーに。今日も大盛況で景気よし!
と、おもいきや、何やらピアノのパートに異変が、、、
妙にテンポがアウト気味になり、みるみるパッセージがズレまくる・・・
異変に気付き、ピアニストに目をやるアンヌ・・・
ついに演奏も停止してしまい、フォリーの支配人も怪訝な面持ちで立ち上がる・・・
どうやらピアニストは演奏中にぶっ倒れてしまい、運ばれていったようだ。。。
新たなピアニストを補充しなければ!ということでしっぽりと閉店後のフォリーでオーディションが開かれた。応募者数人のピアニストの中には、さっきジーナとジネットの舞台を盛り上げてたシモンの姿が。
シモン、採用された!
フォリー常任指揮者からのキュー出しに対し、冴えわたるオクターブユニゾンのスケール降下をお見舞いし、腕前をいかんなく発揮する。
そして何やらオーケストラピットに熱い視線を送っている。。。
その先には・・・・
アンヌやー!!
・・・で、、、
そっこうで結婚!w(まじで5秒後くらいw)
<ベルリン>
場面は1938年のベルリンに。
ナチスのハーケンクロイツの幕が掲揚されるフロアにて厳粛に行われるリサイタル。
これまた厳粛にベートーヴェンの月光の第一楽章が終わるところ。。
弾いていたのは、ダニエル・オブリフスキ扮する、ピアニスト(後の指揮者)のカール・クレーマー。
演奏後、握手をしに、向かった先には・・・・
なんと総統閣下が!!
彼はフューラーの御前で演奏を披露していたのだった。そりゃ厳粛なわけだ。。
喜び勇んで帰宅するカール。
それを迎える妻のマグダ。そのお腹には二人の子供が。
<ニューヨーク>
次に場面は1939年のニューヨークに。
ここはハドソン川を航行する豪華客船キャロライン号の船内。
フロア一杯に集まった富裕層の紳士淑女の前で演奏するのはジェームズ・カーン扮するジャック・グレンが率いるビックバンドジャズの楽団。
ラジオも生中継されている。
産科の病室で生まれたばかりの赤ん坊(サラ)を抱きながらキャロライン号からのラジオ中継を聞いているのは、ジャック・グレンの妻、ジェラルディン・チャップリン扮するシュザンヌ。
ベッドの傍らには長男のジェイソン。
とっても幸せそう。
ちなみに、妻役のジェラルディンは、かのチャーリーチャップリンの実の娘だからね。
この日に演奏されたのは、生まれた娘のために書いた「サラ」という曲名のスローテンポスウィング。
フォリーベルジェールも名曲だが、このサラもハイパー良い曲。
ほんとフランシス・レイ恐るべしと思った。
ミーラーラ♭ーミ♭ー、レーソーラ♭ーミ♭っ・・・
幾何学的な作りなのに、なんでこんなメロウなメロディになるんだ・・・
この映画、まじで音楽を担当したフランシス・レイとミッシェル・ルグランの働きはデカいと思う。
最高に良いムードの中、次の曲に移ろうとしたとき、ラジオマンから臨時ニュースが読み上げられる・・・
ドイツ軍のポーランド侵入により、フランスとイギリスがドイツに宣戦布告しました
暗雲たちこめる世界情勢に、さっきまでの笑顔から、一気に不安の表情になるシュザンヌ。。
いわゆる第二次世界大戦の始まりだ。。
微妙な空気のなか、再びバトンタッチされたグレン・・・
何といったらいいか…
ただ私たちアメリカ人は
友邦であるフランスとイギリスのために
神のご加護を祈ります
再び演奏を再開するべく、カウントを開始するグレン・・・
・・・とまぁ、冒頭からここまでで大体20分強。
一気に4組のカップルが紹介されたわけだ。
まとめると、、、
<モスクワ 1936年>
ボリス・イトヴィチ
タチアナ・イトヴィチ
<パリ 1937年>
シモン・メイヤー
アンヌ・メイヤー
<ベルリン 1938年>
カール・クレイマー
マグダ・クレイマー
<ニューヨーク 1939年>
ジャック・グレン
シュザンヌ・グレン
欧米4つの都市それぞれの夫婦。共通点は音楽家(モスクワの夫妻はバレエ家)ってところですねー。
この夫婦たちは、当然お互いに離れた地に住む他人同士です。
この夫婦たちから始まる歴史が、運命に導かれてフィナーレに向かって収斂されていくのだけど、今回はここまで。
前の記事でも書いたけど、この映画は20世紀を描いた映画でして、歴史上の芸能人のオマージュとしても各キャラクターが描かれていると言われてます。
ここまでで出てきたところだと、
・ジャック・グレン ⇒ グレン・ミラー
・カール・クレーマー ⇒ ハルベルト・フォン・カラヤン
…がモデルだと言われてます。
他にも、モスクワ夫婦の子供がヌレエフだったり、グレン夫妻の子供の兄妹がカーペンターズだったり、これから出てくるパリジェンヌがエディット。ピアフだったり、いろいろと20世紀の芸能人がオマージュされているってことです。
この冒頭の20分では、上記4組のカップルの紹介と、時代背景の説明が主な役割となっているってことですね。
パリ ⇒ 華やかな雰囲気
モスクワ ⇒ ソ連っぽい雰囲気
ベルリン ⇒ ナチ党の緊張感と帝国主義の雰囲気
ニューヨーク ⇒ 貧富の差が拡がってるが基本豊かな雰囲気
で、1939年9月1日のポーランド侵攻を皮切りに、第二次世界大戦の始まりまでを一挙に描いたチャプターってことになりますね。
前の記事にも書いたように、20世紀って人類史上最も重たい罪悪をおかした世紀で、その一方で最もエンターテインメントが開闢した世紀でもあると思います。
ここから先、この4つの家族は戦争による影響を被り、人生が変わっていきます。
枢軸国であるドイツはベルリンのクレーマー夫妻も悲惨な目に遭いますが、パリのメイヤー夫妻、特にシモンはユダヤ人です。嫌な予感しますよね。。
ってことで、駆け足で冒頭の導入部をまとめてみました。
続きもがんばりますよー^^/
では、股!(byナチュラルキッド)
愛と哀しみのボレロ(作品解説前夜)
おはこんばんちは!カカセオさんです。
さてさて、ぼちぼち「愛と哀しみのボレロ」の解説や何かを書いていこうと思うよ。
まずね、この作品はね、クロード・ルルーシュ監督っていうフランス人のおっさんによって作られました。ルルーシュは「男と女」の監督ね。
2021年現在、おん年84才でなんとまだご存命だった!💦
原題は「Les Uns et les Autres」直訳すると、” 一方は、他方は ” となって、ちょっと「?」ですな。
ちょっと意味を与えるような訳し方だと、
” 自分たちと他人 ” とか、” あれこれの人々 ” とか、” 百人いれば百通りの人生 ” とかってなるらしい。
公開は1981年。カカセオが生まれて間もなく、やっと立ち上がって歩いたりしてる頃だったりします。
なのになぜか公式ページがあって、最近公開されたっぽい感じ・・・
ぇあ??
ってなるけど、つい数年前にデジタルリマスター発売ってことで単館上映されてたらしいね。デジタルリマスター出すなら通常版だけじゃなくて完全版やってほしかったよ。
そしたらこんなに苦労してAD変換しないで済んだのに。。
ざっと作品内容の要約を書いておくと、、、
時は1936年、第二次世界大戦の勃発3年前のモスクワの場面から始まる。
そこからパリ、ベルリン、ニューヨークと4つの欧米都市を中心に物語は紡がれていく。。
モスクワに住むバレリーナとその夫、パリで活動する音楽家夫婦、ベルリンに住むピアニスト(後の指揮者)とその妻、そしてニューヨークに住むジャズバンドリーダーと歌手の妻。
それぞれ互いには関わりの無い4つの家族を追い、世代を交代しながら1980年(映画公開の年)までの時代を描くいた作品。
って感じだな。
4家族とも戦争によって多かれ少なかれ人生が変わり、そして子供に世代を交代してやがて運命はフィナーレに向かって収斂されていくんだけど、その描き方がほんとに凄い。
先に書いておくと、この作品は一度観ただけではしっくり来ないと思う。
理由は大きく三つある。
一つは、同じ役者が親と子を演じているので、初見では頭がこんがらがる。
二つ目は、アルジェリア戦争の帰還兵が出てきて物語上の第二世代として登場人物が急に増える。そしてその登場人物は作中前半でちょっとだけ子供時代が描写されてたりするけど、たぶん普通は見落とす。
三つ目は、物語全編を通して語りが入っており、語っているのは上記二つ目で出てくるアルジェリア戦争の帰還兵のうちの一人で、その一人が語る「僕」ってのが初見では本人に結びつかない。
この三つに加えて、公開された通常版では完全版に含まれる登場人物を結びつけるヒントになる場面がハショられているので、余計に難解になっている。
この作品はデビットリンチ監督の「インランド・エンパイア」とかみたいな難解さを意図しているものでもないし、芸術表現として前衛的な手法が用いられているわけでもないのに、それでも難解になっているのは上記三つの要素があるからだと思われる。
そんなこんなで、完全版ともなると5時間弱にもなる長編ではあるが、初見ではしっくりこないので、繰り返し観るべき作品となってると思う。
まぁ確かにカカセオも初見では雰囲気は好きな感じだけど、途中から誰が誰だかわからなくなってた記憶がある。
それでも最後まで観て、やたらに感動したのにはいくつかわけがある。
もともとこういう感じの世代を超えてのカタルシスみたいなやつが好きってのもあるけど、まず音楽がすごく良い。フランシス・レイとミッシェル・ルグランの音楽が凄く良くて、さらに作中で同じ楽曲のテーマを変奏曲として散りばめまくってるところが凄く良かった。
もう一つは、ジョルジュ・ドンの圧巻のバレエパフォーマンスだな。
二十世紀バレエ団の花形スター、ジョルジュ・ドンの圧巻のバレエパフォーマンスが凄い。そして振付も二十世紀バレエ団の座長モーリス・ベジャールが手掛けている。
最後にもう一つ、この二十世紀バレエ団の一人、リタ・ポエルボールド演じるタチアナが異常に可愛い。タチアナ(とその子孫のタニア)を見れるだけでもこの作品を観る価値がある。
このタチアナを見て、カカセオは美人に対する耐性を得たといっても過言ではない。そう、タチアナを知ってしまった以上は、現存するどんなアイドルや身近にいる美人を見ても、その上を知っているからだ。だからどんなプリティなウーマンとサシで話をしないといけないような場面でも、カカセオは全然動じない。
もうね、タチアナが好きすぎて、自分の楽器にもタチアナって名前を付けてしまうくらいだ。
これがタチアナね。
うーん、かわゆい。
後ろにいるのはベジャール先生、、、
カカセオは一体何の話をしているのだ。。
ってことで、次回からは具体的な解説に入るね!
どういう構成にしようかなぁって考えてるんだけど、まずは普通に物語のあらすじを追っていって、あとから考察とかを書いていくのが良いかなぁって思ったよ。
ってことで、マタドール。
愛と哀しみのボレロ(AD変換デジタル保存奮闘記2)
わんばんこ!カカセオのおじさんです!
すっかり正月休みもあと1日です。。。
まじで休みってのはなかなか始まらないけど、いざ始まると疾風怒濤のごとく速攻で終わるよね。なんでなんだろうね。時間泥棒がいるんだろうね。灰色の。
さてさて、DA変換奮闘記の第二弾ですよ。
かねてから書いているそう、「愛と哀しみのボレロ」ね。
これの完全版はvhsでしか存在してなくて、それをAD変換してデジタルデータで保存して、後世のために力を尽くそうっていう話ね。
やってみた結果、いくつかためになる話があるのでそれを書いておくよ。
まず、使ったのは、コレ!
「デジ造 Live版」ってやつね。
こいつを近所のヤマダ電機で買ってきてPCにつないだってわけ。
同梱されてるメインツールの「CyberLink PowerDirector 10」がまぁまぁクソだったので、注意が必要。
あと一番注意が必要なのは、ドライバね。
これがwindows10に対応してなくて、RCA端子から取り込んだ映像がカクカクになってしまう。これには最初焦った。
結論としては、メーカーサイトにいくとwin10用のドライバが配布されてて、それを改めてインストールすれば解消する。
それに気づかずカカセオは長時間奮闘して色々やって、もろもろ検索しつつ不要なシェアウェアとかコーデックとかいろいろと買ってしまったよ。。。
まじでカネ返せ!!cyberlinkよ!!
でね、上記に書いたCyberLink PowerDirector 10がクソだったって話なんだけど、これは環境によって向き不向きがあるって感じだな。
カカセオの環境ではオーディオインターフェースと競合して音声がどうしても拾えなかった。
試しに女房のノートPCでやってみたら製品のデバイスをちゃんと認識して音声も拾えたけど、いかんせん録画開始4分くらいでブルースクリーンになった。
ファクトリーリセットとか必要になったときの女房の顔を想像して背筋が凍ったYO。
で、どうしたかっていうと、もうひとつ同梱されてるツールの、
「FullPlayRock」ってやつ。
これがかなり良いツールだった。
これも映像キャプチャツールなんだけど、動作はかなり安定してて各種設定も分かりやすい。
オーディオインターフェースとの競合も無いので、結果的に、これ使った。
「愛と~」は合計4時間以上もある映画で上巻と下巻に分かれてるんだけど、一回目にやったときは画質のパラメーターの設定がこだわりきれてなくて、作中の光が強い場面とかだと白飛びしてしまって、人間の顔面とかがトキノの社長(鈴木その子)よりも白飛びしてしまって表情はおろか、誰なのかもわからないくらいになってしまった。
そのことに気づいたのは2時間以上ある上巻をダビングした後のことだった。
さらに、取り込みビットレートがデフォルトの設定だとやたら低く設定されてて、もともと悪い画質が余計に悪くなってる。。
仕方なく、リトライすることにした。
取り込みビットレートを4100kbpsに上げて、さらに画質のコントラストだの彩度だの明度だのを色々と実験して、一番よさそうな配合に変えた。
気を取り直してまた一晩かけてダビングを開始したってわけ。
んで、できましたよ!
どうにか。
まぁ元の画質が悪いので、プレーヤーの領域を小さくして視聴する感じにはなるけど、観れないレベルではないな。。。って感じのクオリティで取り込みが完了しました。
人間こだわると欲が出てくるもんで、さんざん時間かけてダビングした後に、「あれだな。もうちょいビットレート上げたら画質良く録れるかもな。。」
なんてスケベ心を出して、今度はビットレートを最大の9000kbpsに設定してまたアホみたいに2時間以上ある上巻をダビングしたのが今日です。
結果、かなり入念に比べてみたけど、前回4100kbpsで録ったデータと比べ、容量こそ倍くらいになってるけど、映像的にはまじでホントに違いが判らなかった。
カカセオは視力がおっさんのくせに1.5とかあるし、色彩識別のセンシティビティもそこらへんの若い人よりも全然高いけど、ま・じ・で違いが判らなかった。
ってことでレート9000kbps作戦は無駄に終わった。
あと、視力も良いけど、聴力のほうがすごくて、カカセオは若者でも聞こえないようなモスキート音がすごい聞こえる。
なので店頭とかでモスキート音ならしてる店とかあるけど、まじで迷惑。
モスキート音が照射されてる箇所を歩くと、頭がビキビキビキッってなって、鼓膜がパキパキパキってなって痛いし、うるさい。
人と歩いてると、「いててて…」って言えるけど一人だと無言で変な顔をするしかないので、完全いキョドったおっさんになる。
またもや関係ない話で横道にそれたね。
そんなわけでcyberlink社の「デジ造」はドライバさえメーカページから落とせば問題なく使えるよって話しね。
これを機に昔リッピングしておいた同サントラを引っ張ってきて、あと当時のパンフレットもメルカリで入手したので、それをカメラで全ページ撮ってトリミングした!
あとは、このブログに画面キャプチャしながらの解説とかそういうのをしたためて、マニアックなコンテンツを仕上げるのみ!
・・なんだけど、考えてみたら本編は誰ともシェアできないんだよね。。。
著作権の問題があるから。
この完全版じゃなくて、通常版ならツタヤとかでも借りれるし、あと今もあるかわからないけどニ●ニ●動画で通常版配信してる御仁がいらっしゃったので、そういうので視聴することはできる。
このブログでは画面キャプなんかを交えた解説とかを展開して、一人でも多くの方にこの作品を知っていただけたら、カカセオの本望ってところですな。
では、マタンギ!